「すばる」後継などに予算を 日本学術会議 大型研究計画43件提言(産経新聞)

 日本学術会議は17日、すばる望遠鏡の後継となる巨大望遠鏡の建設や、江戸時代までの古典のデータベース化など、計43件の大型施設・研究計画の実現を国に提言する初の「マスタープラン」を公表した。予算の裏付けはないが、昨春から大学や研究機関を対象にヒアリングを重ね、科学的、社会的に重要と認められた計画だけを選抜した。

 全分野の計画を国際的に通用する共通基準で評価し、決定過程の透明性を高めることを目指している。

 検討分科会の委員長を務める岩沢康裕・東京大名誉教授(触媒化学)は記者会見で「1件当たり数十億円から100億円以上の計画で、近い将来に全部実現できるとは思わない。しかし、国が予算をつけた場合に国民の納得が得られる内容だ」と話した。

 今後、学界で議論が巻き起こることを想定し、1〜2年後に見直す方針。

 43件は(1)人文・社会(2)生命(3)エネルギー・環境・地球(4)物質・分析(5)物理・工学(6)宇宙空間(7)情報基盤−の分野で構成。口径が30メートルと、すばる望遠鏡の3倍以上ある光赤外線望遠鏡「TMT」を国際協力で1300億円掛けて米ハワイ島に建設する計画では、生命が存在するかもしれない「第2の地球」の発見や、宇宙の大半を占める暗黒物質・エネルギーの解明に挑む。

 江戸時代末期までの古典約50万点の画像や文章をコンピューターのデータベースに取り込む計画は、日本語と日本文化の基盤を整備するのが目的。10年間で210億円を掛ける。

【関連記事】
「逆行する惑星」発見 国立天文台などの日米の研究チーム
明るさ、太陽の80億倍 超新星、国内研究チーム発見
“最も遠い光を見た” 131億光年先で爆発現象
国語辞書が小学生に大ブーム ユニーク学習法がきっかけ
望遠鏡が語る宇宙の謎 来月から世界天文年2009巡回企画展
20年後、日本はありますか?

「ラテアート」滋賀の村山さんが日本一に(読売新聞)
【新・関西笑談】最高のウイスキーを求めて(3)(産経新聞)
通天閣ロボ 大阪PR「どこでも行くで」(毎日新聞)
【風】学用品・通学・部活…かさむ費用(産経新聞)
伊丹空港廃止、大阪府議会でも決議案の動き(産経新聞)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。